このサーバーでの目的は洛陽攻略であり、それが完了すると次のサーバー(他のゲームではシーズンっていうかな)へ移ることになるのですが、それまでの待機期間にゲームを離れていく人が多くて、過疎化の原因の一つになっています。

この過疎化対策として、よくやるのが模擬戦です。戦功も稼げるし、何より「戦闘」を楽しみたくてゲームをしてるわけですから、そこの要素をどのように作り出すかが、連盟幹部の役割の一つだと考えていました。

そこで、隣の連盟(ウチより格上)の盟主さんに模擬戦争の相談をしたところ、快く受け入れてくださいました。同じような課題認識があったので、細かなルールも個チャでやり取りしながら決めていき、想像以上に有意義な時間となりました。その戦績報告をその時にどのように考えながら指揮していたかということを加えながらまとめました。

ルール

この模擬戦争をする前に、お互いに副監視塔を奪い合うという模擬戦を事前に実施して、どのような感じになるのかというイメージを具体化しながら、次のようなルールとしました。

  • 期間は7/11(金)21:00~7/13(日)23:00
  • 場所は、定軍山関所の周辺
  • 関所争奪戦で開戦(定軍山は他の連盟の所領であったことから了解をとって、実現しました)
  • 関所周辺には城砦のみ建設OK、主城遷移はNG
  • 関所争奪戦が終了したら、郡・県城周辺に分城建設解禁
  • 勝利条件は、相手領地内の郡城を奪うこと

このゲームは防衛側がかなり有利な仕様となっているので、ラスアタ勝負で関所を攻略しても短期間で郡城まで攻略するのは難しく、引分の確率が高いようなルール設定であったと思います。

戦績

1日目

関所争奪戦、ラスアタ勝負をしてみたかったので、開戦前からとてもワクワクしました。

城砦の数は互角か、若干自軍が多めでした。

戦闘力は劣勢だけど、運勝負の争奪戦なら数で勝れば勝機があるかもと淡い期待を抱きます。

いつも以上にこちらの参加者が少なかった気がします。金曜夜での開戦が良くなかったかな・・・

50部曲規模で攻城していたけど、半分以上は相手だったかな・・・

予想とおり?にラスアタ勝負で負けて、定軍山の関所を奪われます。

関所前の城砦は破壊され、そこに相手軍は副監視塔と城砦の建設を始めます。

城砦の建設が東寄りだったので、目標値は、南鄭かと想定して、第一防衛ラインを形成、西への備えも必要だったので、第二防衛ラインとして位置付け、それぞれのルートの県城付近に城砦の建設を指示しました。

MEMO

戦力的に劣るので、関所は「とれない」ことによる防衛戦になることは予想していたので、関所争奪戦は「想定内」の結果でした。そういった中、実戦から確認できたことは次のとおりです。

  • 副監視塔の影響範囲内(緑エリア)においては、城砦(建設中含む)は破壊できない
  • 副監視塔は建設中であれば連接していなくても攻撃できる(破壊できる)
  • 副監視塔の攻防において実際に戦闘に参加できる部曲数は12(それ以上は周辺で待機状態となる)

2日目

朝、昼は副監視塔を壊したり、壊されたりと小競り合いがあった程度でしたが、自軍の建設中の副監視塔は全て破壊される状況でした。

昼インできなかったことやイン率も低かったのか、ここで防衛体制構築を目的とした副監視塔をほぼ破壊されたことが後々に響くこととなります。

夜は、21時過ぎくらいまで、相手から侵攻を受けませんでした。東・西どちらに進んでも県城を目標としてくると予想していたので、それぞれ県城に連接する副監視塔建設阻止を作戦としていました。

ただ、東へも西へも、どちらに対しても宣戦してこないので、防衛する側としては「相手が動くまで動かないで」と自軍を制しました。この膠着状態がまさに「戦争」っていう感じでした。

結局、宣戦を受けて相手主軍が攻めてきたのは、予想に反して、定軍山に接続している自軍の副監視塔でした。

全軍投入して防衛しましたが数と質の両方で劣っていたので、最終的に副監視塔が破壊され、定軍山への接続が切れることになりました。

一方で、県城を奪われないことを目標としていたので、これはクリアできました。どこか、それで安心している部分がありました。何とか引き分けに持ち込めるかな・・・と。結果的にこの心に隙が生まれたことが敗因となりました。

MEMO

防衛目的で副監視塔を昼間に建設しましたが、防衛に十分な戦力がないと、簡単に破壊されてしまい、その日の建設可能数20を効果的に使うことができませんでした(ほとんどが無駄になった)。そこで、改めて気付かされたことは次のとおりです。

  • 戦争中の守備側の副監視塔の建設は、深夜モードになってからの方が圧倒的に有利である
  • 副監視塔の1日当たりの建設可能上限数は意識しないといけない

3日目

最終日、とにかく県城を守れれば引分ということもあり、定軍山から近い東西2つの県城を防衛することを主眼とした副監視塔の建設を深夜時間帯に行いました。

東側に相手軍の城砦コロニーが形成されていたので、防衛は東を優先しつつ、西にも備えるというイメージでいました。

朝から昼の間に相手軍の副監視塔の建設が進められていたのですが、進路は東側の南郷へは大外からのルートと最短ルートで、ここに相手軍が攻勢をかけてきていました。

一方で、東側は副監視塔の建設を進めるけど、自軍への攻撃はほぼなく、陽動しているのかなと思わせられる動き方でした。

そういった状況であったので、東側の防衛を優先し、西側は副監視塔の建設加速を妨害するくらいの防衛体制としました。

東側への攻勢は陽動作戦であり、南谷口から褒中攻略が相手軍の目標であることに気付いたときは既に期を逸していました。

副監視塔の防衛に集中されると、いくら多数で一斉攻撃をこちらが仕掛けても、12部曲vs12部曲の戦いとなり、平均戦力で劣るので、全く歯が立ちません。

なので、加速しながらどんどんと目標ルートを構成していきます。

この時点で勝負ありでした。

21時くらいには、南谷口、褒中への接続され、城防衛となりますが、全く歯が立たず、順次陥落・・・敗戦という結果で、模擬戦争を終えることになりました。

最後の攻撃を受けるのを待つ間に、次のクロスサーバーに進んでからの話をできたのが、唯一の救いでありました。笑

MEMO

陽動作戦にまんまと引っ掛かり、最後は数と質で圧倒されて、見事に相手の戦略にハマった完敗でした。その中でも、次のことは確認できました。

  • 副監視塔の加速時には1部曲で孤立した状態になるので、防衛側は複数部曲で対処することができればかなり有利である

振り返り

結果的に、完敗でした。3日間の流れから、こちらが予想したことは全て裏目に出ていて、采配をする立場からは戦略的に圧倒された感じを受けた模擬戦争でした。数と質の両面で劣勢だったので、それが主たる敗因ではありますが、上手くやれば引分にはできたと思います。

負けたのは・・・

  • 2日目に副監視塔を無駄に失い、中央の進行ルートを完全に遮断できなかった
  • 2日目に県城の防衛に成功?したことから、心のどこかに油断(これでなんとかなる)が生まれた
  • 3日目の日中に、東西の県城に連接する副監視塔の建設開始を許してしまった

こういった戦術ミスを繰り返したことで、守備有利の戦争においても、敗北することになったのだと思います。(劣勢な上に、ミスを繰り返せば、そりゃ負けますよね。敗戦は当然の結果でした)

「敗軍の将は兵を語らず」でありますが、改めて実戦形式の模擬戦争を経験して、多くの学びが得られました。特に、副監視塔の扱いの重要性を再認識させられました。今回は2日目に既に勝負ありの状況であった。そんな模擬戦争でした。


最後に、3日間お付き合いいただいた連盟の皆様には感謝申し上げます。こういった相手があるからゲームを楽しめることができるということを改めて認識することになりました。9鯖として今後もお付き合いがあると思われますので、よろしくお願いいたします。