この種のゲームで盟主をすると大変だと言います。利害関係が伴う対人要素が大きいので、特に外交に苦労する。また、連盟内の意見はだいたい異なることが多いので、その調整に四苦八苦する。以前、あるゲームでは副盟主的な役割を担っていましたが、外交がリアルな生活に支障を及ぼすような状況になったので、引退せざるを得ませんでした。とても気に入っていたので、とても残念な結果になってしまいました。それ以降、二度と幹部はしないと決めていたのですが、何故かここで盟主をしています。前盟主に面識もないのに何故か副盟主を頼まれ、どこかそれが嬉しかったのか、なんとなくやり始めてしまった結果が、今に繋がっています。

ここでは、その盟主としてどのようなこのに対して、ネガティブな感じになるのかをまとめたいと思います。ポジティブ同様に3つ挙げるようにします。

きちんと情報伝達をするために、メールがとても重要だと考えています。他のゲームではスパイ対策と称してなかなか情報が入らず、「次はどうするの?」「どんな方針なの?」といった状況となって行動計画が立てにくく、その結果イン率が下がっていくというのを見てきました。確かに一理はあるのですが、そもそも仲間がいて成立するのにどこか本末転倒な感じがします。

そういった理由から、出来るだけ正確に、可能な限り前広に事前に案内して、各自の行動の選択ができるように心掛けることが盟主の務めだと思って、その有効な手段として連盟内メールを活用しています。

でも、このメールを見てくれていないと思われる行動が、チャットでのやり取りや、行軍・攻城の場面で見受けられると、「メールで連絡したじゃん」と言いたくなるのが正直なところです。

まあ、リアルな世界でも、よくある話なので、これは仕方ないと割り切ることなのですが、自分なりに気を使って取り組んでいることなので、どうしても「見てくれていない」を認識するとネガティブになってしまいます。

ただ、だからと言って、どうでもいいやと思うのではなく、「メールを送る→チャットで確認を促す」など工夫をしながらリアル生活と同様の悩みを持つようになっています。

攻城計画や同盟相手との連携方法、外交方針など連盟が活動を進めるにおいて様々な方針があり、それらを決定する権利と義務が盟主にあると考えています。当然、いろいろな人が様々な楽しみ方をするために集まっているので、考え方が一致しているわけではありません。その中で、一人で決めないといけないこと、他の幹部と相談して決めないといけないこと、メンバー全員の意見を確認してから決める必要があることなど、状況によって使い分けないといけません。

ただ、集団として行動を選択できるのは、どの場面でも1つであり、その結果、意に沿わないこともあると思います。そういったときに、チャットにその決めた方針と異なることを訴えてくる(私に指示してくる)といったことや、「じゃ、脱退します」とこの場からいなくなることに対しては、かなりのストレスを感じます

こういった事態になるのは、そもそも組織の統制がとれていないので盟主にも問題があるのですが、その行動が相手にどのような感情を持たせるのか想像できないことに対して残念だなと思います。

決めた当人(盟主)に対して個人的な批判ではないと言われるのですが、それは違います。なぜそういった決断をしたか、その選択をしたのか、説明をする機会もなく、突然目の前からいなくなるということは、どれだけ悲しい気持ちになるか・・・まあ、想像もできないんでしょうね。

個人としては、それほど強くできるまでコストや労力をかけることができないし、ゲームに投入できるリソースは限られているのですが、盟主とかになってしまうと、どうしても身の丈以上のことをしたくなり、背伸びをしてしまいます。つまり、格好つけたくなるのです。笑

特に、戦争の場面では、これ以上兵損が大きくなると、その先に影響があり、「やめた方がいい」ことは明らかなのに、領土や仲間の施設が攻撃を受けると、一人でも応戦したくなってしまいます。そこで結局無理をして、後悔する・・・わかっているのですが、これを避けることができなくなる。

幹部ではない他のゲームでは流せることでも、それができなくなるのが不思議で、この感情や行動が、盟主(組織の幹部)だからこそ生まれるものなのかもしれません。

以前に引退することになったゲームでは、格上勢力との外交に失敗して、仲間の城が次々に燃やされ、資源と兵力が奪われ、その結果、複数者の引退に繋がったことに責任を感じたことがありました。そのことが背景にあって、引退することになったのですが・・・ハマることで勝手に自分の中で、役割を義務化してしまい、それが達成できないときに、自責の念に駆られる・・・ただのゲームなのに。

そう、ただのゲームですから、そんなに深刻に考えず、割り切って単純に楽しめばいいのですが、それができない性格でもあります。任された役割を果たしたい、と思い、どこか無理をしてしまう。とういったところがあるので、注意をしないと、何のためにゲームをしているのかわからなくなります。

なので、盟主には向いていないのかなとも考えたりします。

あとがき

ポジティブ/ネガティブなことをまとめてみて思ったのはゲーム固有のことではなく、リアル世界と同じことだなということです。対人戦のゲームですから、当然その世界もリアル世界と同じような構造にあり、そのゲーム社会が造られた、限られたものであったとしても、リアル世界の縮図となっていることに改めて気づかされました。

ネガティブは仕事上の課題と似ているし、ポジティブは仕事をする上でやりがいや活力を感じるきっかけのようなものです。図らずも、自分を再確認する良い時間となりました。何はともあれ、このゲームを楽しんでいこうと思います。