構成
他の三国志ゲームには見られない魏・呉・蜀のそれぞれの君主によって構成されています。実際に「絆」があったかは不明ですが、武将を集めてその編成が強くなる構成としては、この三者によるものは面白いと思います。兵刃系の曹操、謀略系の孫権、防御系の劉備とバランスが取れている構成でもあり、個人的には長く使っていくことになる編成だと考えています。
![]() 曹操 | ![]() 孫権 | ![]() 劉備 |
効果
戦闘中のみ有効。曹操の固有技が偶数ターンのたびに追加で1回謀略ダメージを与えるようになる
ゲーム内の表記はこのような感じですが、この表現だけでは、本当にこの絆効果が強いのか?ということはわからないので、次の観点で詳細を確認することとします。
- どのタイミングで、追加ダメージが発生するのか
- その追加ダメージの大きさ
(1)効果発現のタイミング

これはある戦闘の20ターン目の表記抜粋です。曹操の固有技は偶数ターンに兵刃ダメージを与え、6ターン毎にスタックするので、6・12・18ターン目にダメージ付与回数が増えていきます。
曹操固有技「天子を操る」の2つ目が絆効果で追加ダメージとなっています。
三分鼎足の編成では兵刃攻撃よりも謀略攻撃が強くなるので、追加ダメージは曹操の固有技による兵刃ダメージより高くなっています。
(2)効果の大きさ
ある戦闘日誌から抽出した三分鼎足編成の曹操固有技によるダメージをターン別にまとめたものを次表に示します。
ターン 数 | 兵刃ダメ | 謀略ダメ 回数 | 謀略ダメ | ダメ合計 | 味方 兵刃攻撃 | 味方 謀略攻撃 | 敵 兵刃防御 | 敵 謀略防御 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 398 | 1 | 561 | 959 | 356.25 | 442.62 | 1219.39 | 1217.23 |
4 | 458 | 1 | 597 | 1,055 | 370.68 | 460.51 | 1219.39 | 1133.89 |
6 | 458 | 2 | 576 | 1,492 | 370.68 | 460.51 | 1219.39 | 1217.23 |
8 | 391 | 2 | 636 | 1,418 | 356.25 | 510.08 | 1219.39 | 1217.23 |
10 | 558 | 2 | 850 | 1,966 | 370.68 | 527.96 | 788.7 | 703.96 |
12 | 549 | 3 | 792 | 2,439 | 370.68 | 527.96 | 788.7 | 787.31 |
14 | 465 | 3 | 756 | 2,151 | 356.25 | 510.08 | 788.7 | 787.31 |
16 | 531 | 3 | 810 | 2,403 | 370.68 | 527.96 | 788.7 | 703.96 |
18 | 524 | 4 | 755 | 2,851 | 370.68 | 527.96 | 788.7 | 787.31 |
20 | 443 | 4 | 720 | 2,492 | 356.25 | 510.08 | 788.7 | 787.31 |
計 | 12,173 | 7,053 | 19,226 |
曹操固有技は偶数ターン毎に敵部曲に兵刃ダメージを与えますが、絆効果で謀略ダメージが1回分追加されていて、戦闘全体では兵刃12,173、謀略7,053、合計19,226となっているので、兵刃のみ(絆なし)の場合に比して、7,053/12,173=58%増しとなっています。
三分鼎足の絆編成を組むと曹操の固有技によって敵に与えるダメージが、1.6倍となっていることになります。敵の兵刃・謀略防御にも影響を受けるので、全ての場合においてこの効果が得られる訳ではありませんが、かなりの火力アップに繋がると思われます。
まとめ
三分鼎足の絆効果は、謀略ダメージとしてスタックせずに1回分だけが追加され、戦闘終了までの偶数ターンに付与される。
その追加効果は、絆なしと比べて1.5倍くらいになることが見込まれる。
MEMO
ゲームを始めた当初、曹操が強いと聞いたので重点的に育成しようと思いました。ただ、絆を組めるのが、孫権と劉備でしかなく、しかも劉備は天下大勢の報酬でしか得られないので迷いました。運よく、通常ガチャで曹操が出たり、孫権は★6に出来たりとしたので、現在はこの三分鼎足の絆編成が1.5軍となっています。劉備の育成を進めると耐久性がかなり増してくる絆編成のなので、これからもゲームを進める楽しみとなっています。